筋膜って何?

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最近、「筋膜リリースがいい」
なんてことをよく耳にしませんか?


現代のスポーツ医学会でも、
注目が集まっています


英語では
"Myofascial Release"といい、

Mayo ー筋肉の
Fascial ー帯状の、バンドの、筋膜の
Release ー解放


という意味ですが、



●そもそも筋膜とはなんだ?
●筋膜がかたまるとどうなるの?
●筋膜リリースは一体何にいいの?



などという、
基本的な疑問を
解消していこうと思います


筋膜とは?


鶏肉などを調理していると、
よく薄い膜がありますよね
それが、筋膜(≈Fascia)です

私の健康的なFasciaのイメージは、
雪見だいふくの外側の皮
みたいな感じです

伸び縮みして、
ふわっと内側のアイスクリームを
包んでいる薄い膜

(もちろん、実際の筋膜は、
雪見だいふくの皮より、
伸縮性は高いですが。)


Fasciaというのは、
解剖学では、
connective tissureの一種で、
全身を頭からつま先までの、
内臓やあらゆる組織を包んでいる、
クモの巣のような膜
のことをいいます

Fasciaは、
皮膚のすぐ下にあったり、
筋肉の周りにあったり、
骨や神経、血管、内臓、細胞の周りなど、
体内のありとあらゆる場所に存在します

その中でも、
Mayofascial Release(筋膜リリース)は、
硬くなって伸縮性が落ちていたり、
ほかの組織が癒着してしまった
筋肉の周りにある組織膜(筋膜)を、
はがして、機能を改善させる

ことを言います


筋肉は、三つの膜に覆われていて、
それぞれを、

Endomysium (筋内膜): 1本1本の筋細胞を覆っている膜
Perimysium (筋周膜): 複数の筋細胞を包んで、グループを作っている膜
Epimysium (筋外膜): そのグループをさらに束ねて、筋肉の一番外側を覆っている膜

と言います


Illu_muscle_structure.jpg
画像元: https://en.wikipedia.org/wiki/Perimysium


これらは、
組織を正しい位置に保つ役割があったり、
組織同士が擦れあう摩擦を軽減したり、
組織同士をつなげて、
力を伝達する役割
があります


筋膜がかたまる・癒着する原因は?


健康なFasciaは、
伸縮性があり、
リラックスしていて、
よくスライドします

しかし、
毎日の運動の疲れが蓄積したり、
筋トレをしすぎたりして、
体に過度に力がかかったり、
逆に、長時間動かさなかったりすると、
筋膜が固まったり、
他の組織と癒着したりしてしまいます

その結果、
関節の動きが制限されたり、
神経を圧迫してしまったり、
血行不良を起こしたりして、
痛みや不調が現れることがあります

そのほかにも、
捻挫などの怪我をして
炎症や組織の破損が起きた場合、
修復時に、細胞が過剰に再生され、
その部分が肥大してしまい、
癒着や硬いコリとなったり、
また、内出血が起きると、
回復する過程で、
癒着が起きたりと、
様々な原因があります


筋膜がかたまるとどうなる?


Deborah Vogel によって書かれた、
"How Fascia moves (or not) with lower back pain "という記事に
掲載されている動画を
見て下さい

https://thebodyseries.com/how-fascia-moves-or-not-with-lower-back-pain/?fbclid=IwAR3YVWog9dtd2nmTNo186qsyDlGVRjdPTn4ZD5Wzm6-YIUnJaFvEnrJyNiE

この記事自体も
大変面白いのですが、
記事自体を読まなくても、
この記事に掲載されている、
腰痛がない人のエコーと、
ある人のエコーの動画を
見比べると、
一目瞭然ですよね👀

腰痛のない人のエコーでは、
組織同士がうまくスライドし、
筋膜が自由に伸び縮しています

一方、腰痛がある人のエコーでは、
筋膜の伸縮に制限があって、
尚且つ、組織同士がくっついてしまって、
ちゃんとスライドできていないですよね

この状態では、
筋肉がうまく働かなかったり、
関節が思うように動かないのも、
納得できますね。


筋膜リリースはどのような効果があるのか?


論文を読んでいると、
関節の可動域を広げたり、
筋肉痛や疲労感を軽減したりするのに
効果がある
ようです

しかし、筋膜リリース自体が、
パフォーマンスの向上に
直接的につながるか
ということは、
賛否両論のようです。


私の体験談


理学療法の世界でも、
トレーナーの世界でも、
よく治療やメンテナンスに
使われる筋膜リリース
様々なメソッドがあるようですね

セルフケアなら、
テニスボールや
ストレッチポールや、
筋膜リリースの棒なんかも
人気だと思います

さて、私が、
実際にカンパニーで踊っていたときに、
バレエ団専属のPTが行ってくれた、
筋膜リリースの効果がすごかったので、
シェアしようと思います

私は、脛骨の跳躍型疲労骨折を伴いながら、
しばらく踊っていたので、
レッスン・リハーサル後の
痛みがとてもひどく、
毎日、私の脛は、
悲鳴を上げている状態でした

触られるのはもちろん、
脛に何かが近づくだけで、
怯えるほどの痛さでした

そんな時、
バレエ団専属セラピストのHさんに、
触ってもらうと、
神経過敏が劇的に軽減し、
痛みも和らいだのです

単に脛に軽く両手を当てて、
動かしてるかいないか
わからないぐらいの
微妙な動きで、
両手を反対方向へ
スライドさせていく感じの手法。

数分たつと、炎症がひどくて、
燃え上がるような感じだったところが、
じわーっと内側から温かくなり、
とろけていくような感覚になりました

すると、先ほどまで、
指で押されると、
悲鳴を上げていたのに、
多少押されても
大丈夫になりました


不思議ですね


ほとんど圧力もかけず、
両手で包んでいるだけのような
感覚なので、
最初は、この人が、
何か超人的な力を持っていて、
「気」かなんかを送っているのか?とも、
思いましたが、
聞くところによると、
筋膜リリースの方法の
一つだそうです

調べてみると、
筋膜の間には、
毛細血管やリンパ、
神経などが通っているので、
筋膜を緩めてあげると、
血行もよくなり、
神経の圧迫も減るみたいですね

当時は、ダンサーだったので、
詳しい施術方法や、
どこで学べるかについては
聞かなかったのですが、
この夏に会う予定をしているので、
その時は、しっかり聞いてこようと思います


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