リハビリやトレーニングの組み立て方


今日は、
大学で習った知識を、
実際にどのように、
自分のリハビリに
活用しているかを、
ご紹介したいと思います


私は、跳躍型脛骨疲労骨折をし、
プレートを入れる手術をし、
その後、復帰をしたのですが、
大きなジャンプをし始めると、
すぐに、同じところを疲労骨折しました

その後、アンデオールによる、
脛骨のねじれに強くするために、
そのプレートを、
サイドからピンで留め、
さらに、
骨折部の治りを
促進するために、
その近辺を
少し削るという手術を
受けました

1回目の骨折から、
2回目の骨折に至る過程の
レントゲンがこちらです

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結局、その後3年間、
痛みが取れず、なかなか
思うように動けないので、
大学で、こういう勉強をするに
至っているのですが、
今、その当時の私を振り返ると、
めちゃくちゃなことを
していたなと思います


もちろん、
コントラクトがあったので、
来シーズンまでに
治さなければいけないという、
プレッシャーから
きたものなのですが、
もう少し、
ちゃんと時間を取って、
徐々にリハビリすれば
よかったなと思います

現在は、
もうプロではなく、
焦りや期限がないので、
もう一度、
自分の全力の力で、
跳べるようになることを
目標にして、
バレエのレッスンを
続けています


最近、やっと、
膝の余計な力を抜いて、
プリエで
しっかり踏み込みこんでも、
痛くなくなったので、
次は、ジャンプの負荷を
増やしていこうと考えています


そこで、大活躍しているのが、
以前にご紹介した、
負荷量の4原則「FITT」です
(ご存じでない方、復習したい方は、こちらからどうぞ。
http://healthydancers.info/article/451953359.html )

①Frequency(頻度)
②Intensity(強度)
③Time/ Duration(時間)
④Type(種類)


この4つの要素を踏まえながら、
自分のリハビリ(トレーニング)の
方法を考えてみました


今はまだ、自分の全体重をかけて、
思いっきり踏み切ると、
脛に負担がかかりすぎて、
すぐに、腫れてしまう状態です

ですから、レッスン中は、
正しい筋肉を使って、
筋肉の持久性を鍛えることを
重視しています
つまり、Intensityを弱く、Timeを長くしています

実例をあげると、
小さいジャンプの
コンビネーションだったら、
思いっきり踏み切らず、
でも、しっかり踵を
床につけること、
踏み込む瞬間のプリエで、
お尻のターンアウトの
筋肉が働いていること、
そして、膝を柔らかく
使うことを意識して、
コンビネーションを
2回続けて行っています


しかし、これだけでは、
全力で踏み切るための筋肉や
動きの練習にはならないですよね?
つまり、行っている運動の、
Typeが、私の目的とは違うということです

以前に、トレーニングの記事で、
Specificityが大切だということを
お話したことを、
覚えていらっしゃいますか?

トレーニングでは、
実際に使う動きにつながるような
鍛え方をしなければ、
効果がないという内容です

要するに、私は、
思いっきり
踏み切りたいわけですから、
レッスン中に行っている、
加減した跳び方ばかりを
練習していては、
持久力が上がったとして、
いつまでたっても、
強く、速く踏み切ることが
できるようにはならないのです


そこで、クリニックにある、
こういった重力を
調整できるマシンを使って、
自分の体重にかかる
重力より軽い状態で、
思いっきり踏み切る
という動きの練習をしています
(ピラティスのリフォーマーでも
重力をコントロールできますね。)

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脚にかかる力というのは、
踏み切るときに
床を押す力や速さ、
そして、体重にも
比例しますから、
力いっぱい
全速力で踏み切る練習をする分、
脚にかかる重力を軽くして、
訓練しています

そうすると、センターで、
自分の体重にかかる重力で、
軽い力で跳んでいる時に
かかっている脛への負荷と、
マシンを使って、重力を軽くして、
全力全速力で強く踏み切るときの負担が、
違う質の動きをしていても、
同じぐらいになるというのが、
お分かりいただけますでしょうか?


センターレッスン:
重力 x 踏み切る力や速さ = 脛にかかる負担

マシンでのトレーニング:
重力 x 踏み切る力や速さ = 脛にかかる負担



理学療法士や、
トレーナーというのは、
特殊な機械で、
生理的な変化などを
計らない限りは、
肉眼だけでは、
そのダンサーが、
筋肉の出せる本来の力の
何割を使って、
動いているかまでは、
わからないので、
ダンサー本人が、
自分で感じて、
調節する必要が
あります


余談ですが、
Institute of physics と
Royal Opera Houseの
共同の研究結果では、
バレエのある種類のジャンプは、
ダンサーの体重の
14倍の重力が、
足首にかかる
ということが
明らかになりました


これを聞いて、なぜ、
私はポアントで踊れるのに、
ジャンプができないか
という謎が解けました


ジャンプは、
離陸・着陸ともに、
ものすごい負荷が
脚にかかっている
ということを忘れず、
皆様も、気を付けて
レッスンして下さいね



それでは、また、
私のリハビリ経過と、
自己分析を添えて、
報告しますね



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